アイルランドでワーキングホリデー
英語圏に留学したい、どちらかと言えばヨーロッパ派、がっちり留学というよりは旅行したり語学学校に通ったり、のんびり滞在したい、欲を言えば現地でアルバイトもしてみたい。そんな方にはアイルランドでのワーキングホリデーはまさにぴったりです。EU離脱が決まった隣国イギリスを横目に、アイルランドには今、英語圏の渡航先としてこれまで以上に注目が集まっています。雄大な自然、素朴で温かな国民性で知られるこの国は、一度訪れたらその魅力に誰もがはまってしまいます。
ワーキングホリデーをしてみたい、でもどの国がいいか迷っている方に断然おすすめしたい国、アイルランド。ワーキングホリデービザの申請方法を中心に、お役立ち情報をご案内します。
アイルランドのワーキングホリデーでできること
東京のアイルランド大使館サイトでは、同国でのワーキングホリデー・プログラムについて次のように案内されています。
「日本国籍を有する青少年に対し、最大1年間アイルランドに滞在し、休暇の付随的側面として就労を可能とするもの」
そしてさらには、
「日本の青少年にアイルランドの文化、風景、人々を紹介すると共に休暇に加え就労、英語学習の機会も与えられます」
となっています。
これらを簡単にまとめると、アイルランドでのワーキングホリデーでできることは次の3つです。
1 観光三昧
2 英語を学ぶ
3 現地でアルバイトをする
この3つが全部できてしまうのがワーキングホリデー。その他のビザではできないワーホリの最大の魅力です。旅行者だけど語学学校にも通えるし、さらには現地で就労体験も積めるんです。就労ビザなんて難しいものは必要ありません。
ただ一つ。このワーキングホリデーは誰でもやる気さえあればできるものではありません。ワーホリをするための唯一にして最大の条件はこれ「青少年」であること。具体的にいうと
(ビザ申請書受理時点で)年齢が18歳以上30歳以下であること
稀ではありますが、ここだけの話。実際にこれまでに何度か、ステップインのお客様から連絡をもらったことがあります。「保険には加入したんだけど年齢制限でひっかかってしまい、ビザが申請できません。」うう~、これは本当に残念です。「もう31歳の誕生日を迎えちゃった」という場合は涙を呑むしかないんです。「まあしょうがない。まだ31歳になったばかりだから、特別大目に見ましょう」なんてことは大使館は決して言ってはくれません。
さて、年齢制限はクリアしました。それならば誰でもOKでしょうか。いえいえ、そんなことはありません。他にも申請に際して満たすべき資格がいくつかあります。以下のすべての項目に自分が当てはまるか確認してみましょう。
- 申請時を含み、現在日本に在住している
- 最長1年、アイルランドで休暇を過ごすことが本来の目的である
- 扶養家族や配偶者を同伴しない。(配偶者もプログラムに申請するならOK)
- 有効なパスポート、帰国航空券もしくはそれを購入できる十分な資金がある
- アイルランド滞在中、生活資金として50万円以上の預金がある
- 一度もワーキングホリデー・プログラムでアイルランドへ渡航したことがない
- 健康で犯罪歴もない
- 滞在期間をカバーする医療保険に加入する→ステップイン旅行保険へ
どうですか?これらの条件をすべて満たしているならば、もう何も迷うことはありません。早速、ワーホリ実現に向けて具体的に渡航準備を始めましょう。
ワーキングホリデービザの申請方法
アイルランドでワーキングホリデーをするにはワーキングホリデービザを申請取得する必要があります。以下、同大使館サイトからのビザ申請情報をご案内します。(必要な申請書類等は随時変更する可能性がありますので、大使館サイトにて常に最新情報をご確認いただきますようお願いします。)
〇いつ申請する?
アイルランドのワーホリビザはいつでも申請できるわけではありません。年ごとに申請受付期間が決まっていて、その期間内に所定の申請書(大使館サイトでダウンロード)をEメールで送付します。期間外に送っても申請書は受け付けてもらえませんので注意が必要です。https://www.dfa.ie/irish-embassy/japan/our-services/visas/working-holiday-programme/
〇申請書を送った後の流れは?
受付期間終了後の翌月中旬までに申請結果がEメールで届きます。そこで申請許可メールを受領した場合には、次のステップに進みます。以下の書類を書留で所定の宛先まで郵送します。
提出する書類
- 申請許可のEメール(メールをプリントアウトする)
- 申請書と写真2枚(最初に作成した申請書をプリントアウトし、写真1枚は申請書に貼付し、もう1枚は郵送する)
- パスポート(原本)→アイルランドを出国する時点で6カ月以上の有効期間が必要となるので、「アイルランド滞在期間+6カ月」は少なくとも有効である必要があります。以外とうっかりしてしまうポイントなので、忘れずに確認が必要です。
- パスポートのコピー→顔写真ページとスタンプが押されているページ
- 履歴書(英文)→A4サイズ1枚程度の簡易なもの
- 卒業証明書(英文原本)→最終学歴校のもの。就学中の場合は在籍証明書でも可。
- 残高証明書(英文原本)→個人資金として50万円以上の金額を示す本人名義の証明書
- 航空券(原本とA4コピー1枚)→片道または往復航空券。Eチケットや予約確認書可
- 補足申請フォーム、申請料振込控え→申請費用は現在13,800円。申請許可が下りた場合のみ大使館から詳細案内あり
- 返信用レターパック510→宛先に自分の住所と氏名を記載
- 医療保険証券または付保証明(英文原本とA4コピー1枚)→滞在期間をカバーする医療保険であること
→ステップイン旅行保険では、現地滞在に対応した保険プランを各種ご案内しております。ドイツの現地オフィスに日本人スタッフが常勤し、随時日本語でサポートいたしますのでご安心ください。ビザ申請時に提出が必要となる保険の加入証明書は、ドイツ語と英語の書面をご用意しておりますので、アイルランドのワーホリビザ申請に際しては、英語の書面をご利用いただけます。ビザを申請する期間分は保険に加入する必要がありますのでご留意ください。
書類郵送先
〒105-0021
東京都港区東新橋 2-3-14 エディフィチオトーコー4F
合同会社 VFS サービシズ・ジャパン
アイルランドワーキング・ホリデープログラム係
〇その他、申請時に注意すること
同大使館サイトにて、「FAQ よくある質問」が公開されています。どうぞご確認ください。https://www.dfa.ie/media/embassyjapan/ourservices/150218-FAQ-WHA.pdf
一生に一度しかできないアイルランドでのワーキングホリデー、十分に計画を立てて、どうぞ実り多き体験をなさってください。
最後に。ここまでご案内した通り、アイルランドでは長くても12か月間までしかワーホリ滞在はできません。最初の数カ月は何が何だかわからないうちに、瞬く間に毎日が過ぎ去ってしまうことでしょう。やっと現地滞在を楽しむ余裕が出てきた頃には、もうあと少しでビザが切れてしまう、なんて方もいるかもしれません。
そんな方はぜひ、隣国のヨーロッパ諸国に目を向けてください。英語圏ではありませんが、ドイツやフランス、オーストリアやスウェーデンなど、EU諸国にはワーキングホリデーができる国が他にもまだたくさんあります。2国、3国と様々な国をワーホリで渡り歩く強者も、実は少なくありません。自分の可能性がどんどん広がるワーキングホリデー。若いうち(!)に、ぜひトライしてください。
参考:駐日アイルランド大使館https://www.dfa.ie/irish-embassy/japan/our-services/visas/working-holiday-programme/
- 基本プランに含まれています。
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