オーストリアでワーキングホリデー
オーストリアでのワーキングホリデーが始まったのはまだ比較的最近、2016年のこと。当時は最長6カ月間までの現地滞在に限られてはいたものの、オーストリアに憧れを持っていた人にはまたとない朗報でした。それが2018年からは、ドイツなどの他国同様に最長12か月間までに滞在期間が延長されたことにより、ワーホリ志願者の注目がオーストリアに一気に集まるようになりました。ステップイン旅行保険でも「オーストリアでワーホリをするために必要な保険を探している」というお問合せがここのところ急増しています。
そこで今回は、オーストリアでのワーキングホリデーにスポットを当て、ビザの申請方法や必要書類、オーストリアの国事情について等、お役立ち情報をご案内します。オーストリアでのワーキングホリデーに適した保険プランもぜひチェックしてみてください。「ドイツ語に興味はあるけれど、私はどちらかといえばドイツじゃなくてオーストリア派!」という方、どうぞご一読ください。
オーストリアでのワーキングホリデーでできること
東京のオーストリア大使館サイトでは、同国でのワーホリについて次のように案内されています。
「ワーキングホリデー制度は18-30歳までの青少年に就労を渡航目的としない文化観光など休暇目的の入国及び滞在期間中に旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度 」 そしてさらには、
「外国に滞在することにより語学力を身に付け、外国の文化および生活を知り,相互理解を深めることで将来就職に役に立つ知識を得ることを主な趣旨」となっています。
これらを簡単にまとめると、オーストリアでのワーキングホリデーでできることは次の3つです。
- 観光三昧
- 語学学校でドイツ語を学ぶ
- 生活の足しになるようにアルバイトをする
この3つが全部できてしまうのがワーキングホリデー。その他のビザではできないワーホリの最大の魅力です。旅行者だけど語学学校にも通えるし、さらには現地で就労体験も積めるんです。就労ビザなんて難しいものは必要ありません。Wunderbar !(素晴らしい!)
でも、喜ぶ前に確認事項が一つ。このワーキングホリデーは誰でもできるかというと、そうではないんです。ワーホリをするための唯一にして最大の条件はこれです。
年齢が18歳から満30歳であること
稀ではありますが、ここだけの話。実際にこれまでに何度か、ステップインのお客様から連絡をもらったことがあります。「保険には加入したんだけど年齢制限でひっかかってしまい、ビザが申請できません。」うう~、これは本当に残念です。「もう31歳の誕生日を迎えちゃった」という場合は涙を呑むしかないんです。「まあしょうがない。今回は大目に見ましょう」なんて鷹揚なことは大使館は決して言ってはくれません。
どうですか?あなたがこの条件を満たしているのなら、もう何も迷うことはありません。青少年のみの特権を生かす絶好のチャンス。早速、ワーホリ実現に向けて渡航準備を始めましょう。
※31歳以上の皆さまへ。とても残念ですがワーキングホリデーをすることはできません。でもあなたが「青少年」のように大きな夢を抱いているのなら、何もオーストリアに滞在するためにはワーホリでなくたっていいんです。語学学生ビザで語学学校に通うもよし、研究滞在もあり。夢を捨てないでくださいね!
ワーキングホリデービザの申請方法
オーストリアでワーキングホリデーをするにはワーキングホリデービザを申請取得する必要があります。以下、同大使館サイトからのビザ申請情報です。(必要な申請書類等は随時変更する可能性がありますので、大使館サイトにて最新情報をご確認いただきますようお願いします。)
〇どこで申請する?
→日本国籍を持つ人は、東京のオーストリア大使館で申請できます。
在京オーストリア大使館
〒106-0046 東京都港区元麻布1-1-20
Tel: (+81/3)3451-8281
窓口業務 月曜ー金曜 9:00ー12:00(オーストリアおよび日本の公的休日は除く)
www.bmeia.gv.at/ja/oeb-tokio/reisen-nach-oesterreich/visa/
〇いつから申請できる?
→ビザの申請はビザの有効期間の3か月前から、遅くとも3週間前までに行ってください。ちなみに、ステップイン旅行保険へのお申込みは渡航が決まったらいつからでもできますので、ビザ申請日に間に合うようお日にちに余裕を持って進めてください。
〇申請に必要な書類
- 申請用紙(大使館サイトからダウンロード可)
- パスポート写真→サイズの規定があるので要注意。
- 日本国旅券→ビザ有効期間から残存期間が3カ月以上あること。今一度、残存期間をご確認ください。
- 入国後最初の一定期間、自力で生活できる充分な資金の証明書→具体的な必要資金についての明記はありません。ちなみに、ドイツでワーホリビザを申請する場合に求められる生活費支払い能力の証明では、1年間滞在するためには最低2000ユーロ(片道航空券しかない場合はこの2倍の金額)の資金があることを証明する必要があります。オーストリアとドイツの物価はあまり変わりません。滞在形式(賃貸、シェアハウス、ホームステイなど)によって、また現地でアルバイトをするか、語学学校に通うかどうかによっても異なりますので一概には言えません。どれぐらいの資金証明が必要となるのか、詳細については予め大使館に確認なさることをおすすめします。
- 航空券あるいは航空券を調達できる充分な資金
- 滞在期間中の旅行、疾病、事故保険(最低補償3万ユーロ)
→ステップイン旅行保険では、上記の補償内容を満たし、現地滞在に対応した保険プランを各種ご案内しております。ドイツの現地オフィスに日本人スタッフが常勤し、随時日本語でサポートいたしますのでご安心ください。ビザ申請時に提出が必要となる保険の加入証明書は、ドイツ語と英語の書面をご用意しておりますので、もちろんドイツ語圏であるオーストリアでも問題なくご利用いただけます。ビザを申請する期間分は保険に加入する必要がありますのでご留意ください。
〇申請時に注意すること
- ビザの最長期間は12か月。有効期間の変更や延長はできない。
→例えば、まず6カ月間滞在してみて、気に入ったからもうちょっと長く現地にいたい!と思っても、ビザを延長することはできません。なので、最長期間である12か月間、ビザを取得することをおすすめします。 ・就労は可能だが、就労・就学は主な渡航目的であってはいけない。
→ワーキングホリデーというからには、あくまで「ホリデー」が主な目的となります。正しい認識を持っておかないと、申請時に渡航目的を聞かれて冷や汗をかくことになってしまうかもしれませんので気を付けましょう。 - 滞在資格は扶養家族には及ばないので、配偶者や子供がいる場合は別途一般ビザ既定に基づく申請が必要。
→配偶者や子供も一緒に渡航する場合は、別途ビザを申請する必要があります。ステップイン旅行保険ではご家族の皆様にも保険をご案内しております。
一生に一度しかできないオーストリアでのワーキングホリデー、十分に計画を立てて、どうぞ実り多き体験をなさってください。
さて最後に。ここまでご案内した通り、オーストリアでは長くても12か月間までしかワーホリ滞在はできません。最初の数カ月は何が何だかわからないうちに、瞬く間に毎日が過ぎ去ってしまうことでしょう。少しオーストリア人との付き合いにも慣れてきて、街の雰囲気にも馴染んできて、さあやっとこれから現地滞在を楽しむ余裕がでてきたころにはもうあと少しでビザが切れてしまう、なんて方もいるかもしれません。
「もっとドイツ語を勉強したかったのに!」と残念に思ったら、すぐお隣の国ドイツに目を向けてください。オーストリアでのワーホリが終わったら、ドイツに所を移して今度はドイツで1年間ワーキングホリデーをするという手もあるんです。ドイツでまたワーキングホリデービザを申請して、さらに12か月間、ドイツ語圏に滞在することができます。実際にステップイン旅行保険のお客様の中にも、こうやってワーキングホリデーを継続させて現地で長期的に滞在をなさった方がいました。「それはいいかもしれない!」と思った方は、早速ステップインの生活情報で「ドイツのワーキングホリデー」をチェックしてみてくださいね。
- 基本プランに含まれています。
オプションプランのうち保険料が別途明記されている保険は、ご希望に応じて補足加入が可能です。各保険の補償内容の詳細は日本語の保険約款でご確認いただけます。
ステップインがご提供する保険は、ドイツ旅行保険大手HanseMerkur社の保険です。
現地滞在期間または保険契約期間が13カ月以上になるお客様につきましては、新規・延長契約ともに疾病保険の保険者が同社子会社のADVIGON社に移ります。(ドイツが主な滞在国となる場合は、ご契約期間4か月以上の場合)
保険プランや補償内容等は同じですので、どうぞご安心ください。