
ドイツでワーキングホリデー
ドイツは、ワーキングホリデーをしたいという若者に人気のある国の一つです。旅行をするだけではちょっと物足りない。もう少し長く現地に腰を落ち着けて、ドイツ語をブラッシュアップしたい。そしてもしチャンスがあったらアルバイトも経験したい。あれもこれもできるのがワーキングホリデーの最大の魅力です。
そう思ったら善は急げ。すぐに準備を始めましょう。だってこのワーキングホリデーは、一生のうちいつでも体験できるわけではありません。若者だけの特権です。
ステップインのワーホリ保険に加入いただき、ワーキングホリデービザを取得してドイツにいらっしゃったお客様の例を交えながら、ワーキングホリデーのビザ申請に関するA to Zをご紹介します。
ワーキングホリデーでできること
「日本の若い人たちにドイツの文化や日々の暮らしに触れる機会を提供するため」(ドイツ大使館サイトより)に設けられた制度がこのワーキングホリデーです。旅行者と何が違うの?と思った方のために、ワーホリの特長をご紹介します。
- 滞在期間は3カ月以上1年以内まで可能→最長1年まで滞在できるので、じっくり現地に腰を落ち着けて、ドイツでの生活を楽しむことができます。
- 最長365日、ドイツ国内の職場で働くことができる→外国で働く機会が得られるんです。労働ビザなんて難しいものは必要ありません。これってすごいことです。労働日数の制限もありません。365日滞在するなら、365日まるまる働けます。
- 働かず、旅行三昧でもOK→別に働かなくてもいいんです。旅ばかりしていても構いません。その気になったら語学学校に通うっていう手もあります。
それなら絶対ワーホリしたい!と思う人は多いでしょう。でもその前に一つだけ、とっても重要な確認を。冒頭でも触れたとおり、ワーホリは若者(だけの)の特権です。下記の3つの条件を満たしていますか? 問題ないなら眼前に障害はなし。あなたのワーホリ計画は実現可能です。
- 日本国籍を有している。
- 18歳以上であり、ビザ申請時に31歳に達していない。
- 同行する親や子どもがいない。
稀ではありますが、ここだけの話。実際にこれまでに何度か、ステップインのお客様から連絡をもらったことがあります。「保険には加入したんだけど年齢制限でひっかかってしまい、ビザが申請できません。」うう~、これは本当に残念です。「もう31歳の誕生日を迎えちゃった」という場合は涙を呑むしかないないんです。「まあしょうがない。今回きりですよ」なんて鷹揚なことは大使館は絶対に言ってくれません。
でもあきらめないで!何もドイツに滞在するためにはワーキングホリデーしか可能性がないわけじゃありませんから。語学学校に通うもよし、大学を目指すもよし。研究滞在もあり。学生ビザや研究者ビザには年齢制限はないですよ!
それからもちろん、ワーキングホリデーができる国はドイツだけではありません。EU圏ならば例えば、フランスやオーストリア、アイルランドなどもワーホリ希望者にはとても人気の高い国です。ドイツでワーホリをしたら次はフランスで……など、国をまたいでワーホリ滞在を続けるつわものも少なくありません。自分の世界と可能性をどんどん広げていってください。
ビザの申請はどこでできるの?
ワーキングホリデービザの申請は、簡単に言って、日本・ドイツ・ドイツ以外の外国で可能です。ステップインのお客様の例を参考に、それぞれの申請場所の良い点と悪い点をまとめました。ご自分の都合にあった申請場所を選んでください。
- 東京のドイツ大使館(静岡県・長野県・新潟県以東にお住まいの方)
大阪のドイツ総領事館(愛知県・岐阜県・富山県以西にお住まいの方)
良い点―日本語で申請できる。これに尽きます。勝手の分からない外国のお役所での申請は本当に大変です。もちろん、渡航前にビザを取得できるので、それも安心ですね。
悪い点―東京か大阪なので、地方に住んでいるとそこまで行くのが一仕事といえば一仕事。(遠方に住んでいる場合は、郵送でビザを返送してもらえる場合があるので、ビザの受取時には当局に出向かなくてもいいかもしれません。だれでもこのサービスを受けられるわけではないので、申請時にご確認ください)
また、急に気が向いて、ドイツでワーホリがしたくなった場合、飛行機の席は何とか確保できたとしても、渡航日まで日があまりない場合、予約~ビザ申請取得まで時間的に厳しいかも。そうすると、日本でのビザ取得は難しいかもしれません。
- 滞在するドイツの町の管轄の外国人局
良い点→正直なところ思いつきません。でも、取るものもとりあえず、ビザなしでドイツに来てしまった場合は、外国人局で申請するしかありません。まあ何事も経験でしょうか。
悪い点→外国人局での“洗礼”を受けなくてはいけない。ドイツ語&全く笑わないおっかないドイツ人担当者という大きな壁がドーンと立ちはだかるので最上級の気合いと覚悟が必要です。ドイツ人担当者は、外国人を相手にする役所のわりには英語などはほとんど話さず、ドイツ語で押し通す傾向があります。ドイツ語でのコミュニケーションに不安がある人は、ドイツ人の知り合いなどに付き添ってもらった方が断然いいです。
- 世界各国のドイツ大使館や総領事館
良い点→ドイツ以外の外国に滞在をしていて、日本には戻らずそのままその国からドイツに入国してワーホリをしたいという場合には便利でしょう。
悪い点→言葉の壁は言わずもがな。
*2と3については、申請を受け付けていない場合もあるので、直接自分が申請しようとしている当局に予め問合せをすることをお勧めします。
つまり結論。「ワーホリビザは渡航前に日本で取得すべし!」です。出発日までに余裕を持ってビザ申請を進めましょう。
ビザの申請はいつできるの?
ドイツ大使館は、申請は遅くとも出発日の2週間前には行うよう案内をしています。でも、早ければいいってものでもありません。日本出発日の3カ月以上前には申請を受け付けてもらえませんのでご注意ください。(ちなみに、ステップインの保険申込みは、渡航日が決まっているなら、いつからでもオンラインでのお手続きをお受けしています)
*ビザ申請には予約が必要です。
大使館や総領事館でビザを申請する場合は、事前に予約が必要です。大使館サイトの予約システムにアクセスし、申請の登録をしてください。
ビザ申請の予約は込み合っていることが多いので、日にちに余裕をもって予約を取ることをお勧めします。「ドイツ出発が来週だから、どうしても明日申請をしたい!」と言っても割り込み予約は受け付けてもらえません。それから、予約なしで飛び入り来館しても、これまた受け付けてもらえませんので気をつけてくださいね!
ビザの申請に必要な書類は?
さあ、ここからがビザ申請の本番です。必要な書類はかなりあるので少し大変ですが、ワーホリ実現を目指して、一つずつクリアしていきましょう。
大使館からの案内をご紹介します。
- 記入済みのWHVビザ申請書(Web版申請書)1部
長期ビザ申請書(大阪の総領事館で申請する場合のみ)1部 - パスポート用写真
- 日本国パスポート(ビザの有効期限が切れた後、なお3カ月以上有効期限の残っているパスポート)
- 往復航空券予約の証明書
- 生活費支払い能力の証明(預金通帳および通帳のコピー、または金融機関発行の残高証明書)
- ドイツでの全滞在期間有効な旅行者用医療保険
*歯科治療にも適用され、女性の場合は妊娠時にも適用される保険に加入していることを証明する必要があります。
6の「旅行者用医療保険」については、もちろんステップインの旅行保険で対応できます。ワーキングホリデーの保険プランにてワーホリビザの申請に適した保険プランをご案内しています。ビザを申請する期間分は保険に加入する必要がありますのでご留意ください。
お申込みをいただいたら、弊社から大使館または総領事館まで直接メールにてお客様の保険書類をお送りしますので二重に安心です。でも申請時にはご自身でも保険書類を忘れずにお持ちください。
ワーキングホリデーのビザ申請、最後に大事なポイントをおさらい
- ワーキングホリデービザを申請できるのは生涯1回限り、有効期間は最長12ヵ月間です。12カ月以内であってもビザを延長することはできないので、予めよく計画を練ってくださいね。
- 東京の大使館または大阪の総領事館での申請には、事前予約が必要です。日本出発日の3か月前から申請ができます。
- ビザ申請には必要条件を満たした保険への加入が必要です。ステップインのワーキングホリデー向け保険プランは、当局で認可されておりますので、安心してビザを申請取得いただけます。
- 申請は本人しかできません。
ワーキングホリデービザは、パスポート内に貼られています。これは、ドイツ到着後の空港での入国審査にてチェックされますので、必ず手荷物に入れてくださいね。(パスポートをスーツケースに入れる方はいないとは思うんですが、念のため) ビザはもちろんですが、その他、ドイツ渡航時に日本から持ってくると荷物については、「ドイツに持ってくるといいもの」でご紹介しています。ぜひご覧になってください。
皆さんのワーキングホリデーが、近い将来、実現することをステップイン一同、心より願っています。
ステップイン旅行保険のご案内
ステップインが提供する保険は、ドイツ旅行保険大手HanseMerkur社の保険です。
現地滞在期間または保険契約期間が13カ月以上の場合は、新規・延長契約ともに疾病保険の保険者が同社子会社のADVIGON社に移ります。保険プランや補償内容等は同じですのでどうぞご安心ください。