
イースターのお祝い
日本ではあまり馴染みのない祝日「イースター(復活祭)」。ドイツ語で「オースターン」(Ostern)と呼ばれるこの祝日は、ヨーロッパの国々ではクリスマスと同じぐらい親しみのあるキリスト教の祝日です。だんだんと日が長くなり、野原にクロッカスや雪割草の小さな花が咲き始めると、長くて暗い冬が終わりを告げ、春が近づいていることを感じます。春の訪れを祝うイースターについてご紹介しましょう。

イースター(Easter)は、キリスト教の重要な祭りで、イエス・キリストの復活を祝う日です。イエス・キリストが十字架にかけられて亡くなり、三日後に復活したとされる出来事を記念しています。イースターは、キリスト教の暦で最も重要な祝日であり、春の訪れと新しい生命の象徴ともされています。
イースターの日付は毎年異なり、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝われます。これを「復活祭」とも呼び、通常は3月末から4月中旬の間に行われます。
イースターの時季が近づくと、あちこちの家やお店の軒先、ショーウィンドウなどにカラフルな「うさぎ」や「卵」の飾りつけが見られ、とても可愛らしいです。そう、イースターと言えば「うさぎ」と「卵」。豊穣と生命の誕生を象徴し、キリストの復活(生まれ変わり)をお祝いします。うさぎや卵の形をしたチョコレートもスーパーなどにたくさん並びます。ちなみにイースターの時期は、クリスマスに続いてチョコレートの消費量が多いという話も聞いたことがあります。
イースターには何をするんでしょうか。いろいろ風習はありますが、ぜひ皆さんにもやってみてほしい楽しい2つの風習をご紹介しましょう。
卵の飾りつけ

イースターが近づくと、殻にカラフルな色のついた卵がスーパーなどに並ぶので、それを買ってこれば話は早いんですが、それじゃあやっぱりちょっとつまらない。自分で模様や色付けをしてオリジナルな卵の飾りを作ってみませんか。市販の生卵の上と下に爪楊枝などで小さな穴をあけ(卵を割らないようにそうっと)、上の穴からありったけ息を吹き込みます。顔が真っ赤になるぐらい辛抱強く吹き続けていると、下の穴からトローっと白身と黄身が出てきます。いったん出始めたら後はしめたもの。中身が空っぽになるまで吹き出します。大変な作業はそこでおしまい。後は好きなように、絵の具や市販の画材で色を塗ったり、模様を描いて楽しんで。マーブル模様なんかもきれいですよ。手作りならではの素朴な卵の飾りの出来上がりです。芽吹きだした木の小枝などに飾れば、春らしいデコレーションになります。
卵探し
子どもが喜ぶ風習と言えばこれ。庭の木や葉っぱの下、もちろん家の中でもいいですが、卵をそっと隠しておいて、子どもたちと宝探しならぬ卵探しをしましょう。子どもたちはもう大騒ぎです。子どもたちが見つけやすいように、きれいな色を付けておくといいですね。
「4月の天気」という表現があるように、この時季は晴れたり曇ったり、雨が降ったり、時には雪やひょうが降ったり、、、変わりやすい天候が続き、まだまだ厚手の上着が手放せない肌寒い日が続きますが、花の蕾がほころび、命が芽吹く春は今年もめぐってきました。皆様、どうぞ楽しいイースターの季節をお過ごしください。
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