ドイツ外人局でのビザ申請ガイド
申請方法・注意点を、体験談をもとにわかりやすく解説

ドイツ外人局でのビザ申請ガイド

ドイツの滞在許可(ビザ)申請は、例えばワーキングホリデービザのように、渡航前に東京のドイツ大使館や大阪の総領事館で申請取得ができる場合もありますが、多くの場合は現地の「外国人局」で申請をすることになります。外国人局、ドイツ語でAusländerbehördeもしくはAusländeramt――、その名の通り、ドイツに滞在する外国人が避けては通れないお役所です。 ここでのビザ申請はスムーズに進めば一安心ですが、そうはいかない場合が往々にしてあります。


私自身がこれまでに何度か外国人局でビザ申請をした経験から得たこと、ステップイン保険のお客様から時折寄せられる諸々のエピソードなどを踏まえ、ドイツで滞在するための最初にして最大の難関、外人局でのビザ申請を成功させる秘訣をまとめてみました。 これから外人局でビザ申請に臨む方、助けになるかどうかわかりませんが、前知識として知っておいて損はありません。どうぞご一読ください。


ステップイン旅行保険について

皆様、こんにちは。ドイツのステップイン旅行保険です。弊社では2000年から現在までのおよそ25年間に渡り、各種留学やワーキングホリデー、研究滞在やビジネス等で日本からヨーロッパ各国に渡航なさる皆様に、現地でのビザ申請に対応した海外旅行保険を提供させていただいております。ドイツのオフィスに常勤する現地事情に通じた日本人スタッフが日本語で皆様をサポートをいたしますので、保険のお申し込みから病院受診時のこと、保険金請求まで、現地でのもしもの場合に日本からまた渡航先から気軽にお問い合わせいただけますので安心です。

ステップイン旅行保険へ

語学学校に通う、ワーホリをエンジョイする、研究に勤しむ……、長年の夢が叶い、日本にしばしの別れを告げてついにドイツにやって来た皆さん、まずはようこそ。長旅、お疲れ様でした。さあここからが本番です。 順風満帆なドイツ生活を送るための最初の登竜門、外人局でのビザ申請が待っています。

かれこれ、私がドイツに来た25年ほど前のこと。当時はちょうど法が改正された頃でした。それまでだったら日本人はドイツ渡航前にビザを日本で取得して、ビザとともにドイツに入国する必要がありました。でも法が変わったため、ビザなしで入国し、その後、自分が滞在する町の外人局でビザを申請できるようになったのです。 当時の私は「数週間滞在する観光客じゃあるまいし、ビザも持たずに入国してしまっていいのかしら」とすごく不安で、東京のドイツ大使館に何度も確認したものです。しかし返事はいつも同じ「大丈夫です」。というわけで、自分を励ましつつ、パスポートだけを握りしめてドイツの地を踏むことになりました。

ところが!

私が滞在する町はベルリンやフランクフルトのような大都市ではなく、いたって普通の小さな町。当時、私はドイツ語を習い始めたばかりでかなり不安ではあったんですが、できれば自分の力でやり遂げたい、外人局ならきっと英語も通じるだろうと鼻息を荒くし、(これらは全て間違いだったと後で気づくわけですが)、一人勇んで申請に出かけていきました。

そこで私を待っていたのは、ニコリともしない女性の担当者。「ビザの申請をしたいんですが……」と内心ビクビクしながら告げる私に一言「あなた、何言ってるの?まさかビザなしでドイツに来たんじゃないでしょうね(怒)!」。最初から話が違う。それも決定的に。 「日本人はビザなしで入国して、ドイツに着いてからビザの申請ができるようになったと聞いてきたんですが」「そんなわけないでしょ。私は聞いてないわよ(怒)」。ガーン。打ちのめされた私はその日、なす術もなく退散したのでした。家路に着き、放心状態から少し落ち着いて自分の行動を振り返った私は、反省すべきことは反省し、反省しなくてもいいことは自分を強く肯定して、その数日後、再チャレンジしたのです。


【私が反省したこと】
〇自分一人で行く必要なし。ドイツ語で代わりに話をまとめてくれる人に付き添ってもらう。
〇弱気に構えすぎた。

【私が反省しなかったこと】
〇ニコリともしてくれなかったけれど、私は何にも悪いことはしていない


再チャレンジの結果はどうだったって?もちろん成功しました(よかった)。付き添ってくれたドイツ人が法改正のことを冷静に説明した結果、先日は「私が法律よ」と言わんばかりの顔をしていたその担当者は、あちらこちらに電話をしたり書類を確認したりと一通りてんやわんやし、挙句の果てに「あ、そうなの。知らなかったわ」と一言。 詫びの言葉なし。何なのよと内心毒づきましたが、ビザをもらえるならもうどうでもいいです。先日のギクシャクムードが嘘のように穏やかな空気が部屋を満たし、書類は無事受理され、後日、私は晴れてビザを手にしたのでした。

承認と却下を示すスタンプ 

皆さん、これはあくまで私の体験談です。もちろん、スムーズに何の問題もなく、スマートにビザを取得する方もたくさんいらっしゃると思います。でも大方の場合、何かしら外人局でのビザ申請には苦労させられることが多いのが残念ながら現実です。 そこで、「ここだけは押さえておきたい!」という外人局ビザ申請攻略法を6つご紹介します。日本人の感覚からすると、かるーくカルチャーショックを受けてしまうかもしれませんが、前もって心得ておけば、当日は「想定内」の展開ですので気持ちに余裕が生まれます。ぜひ参考になさってください。


1.できるなら日本で申請取得する。

最初からすいません。これを言ってしまっては身も蓋もないんですが、渡航前に日本でビザを申請、取得できるならば、その方が絶対いいと私は思います。 東京のドイツ大使館や大阪のドイツ総領事館での申請ならば当然日本語が通じますし、「言ってることが日によって違う」なんてことは普通ありません。現地の外人局に行かなくて済むならばそれに越したことはありません。ただ、日本で申請をする場合、以下についてご留意ください。

  • ・事前に予約が必要―大使館サイトの予約システムにアクセスして予約登録が必要です。ただ通常、予約は非常に込み合っています。出発日が近いからといって予約なしの飛び入り申請はできません。
  • ・書類に不備がある場合、「明日の飛行機で飛ぶんです!」と言っても、書類が揃うまでビザは発給されません。

→ドイツへの渡航が決まったら、まずは真っ先に大使館や総領事館のサイトを確認し、早めに予約を取ってください。どちらでの申請になるかは、ご自身のお住まいによって決まっていますので、その点もご確認ください。

ドイツ連邦共和国大使館・領事館サイト
https://japan.diplo.de/ja-ja/service


2.必要書類をもれなく揃える。

これは言うまでもありませんが、足りない書類があってはまず相手と同じ土俵に上れません。滞在地によって(時には担当者によっても!)必要書類が異なる場合もありえますので、不明な点がある場合は事前に管轄の外人局に問い合わせをすることをお勧めします。(回答があればラッキーです)

ビザの種類にもよりますが、ワーキングホリデービザの申請をする場合は旅行保険に加入しているという証明も申請時に提出を求められます。以下、ドイツ大使館サイトからの抜粋です。

ドイツでの全滞在期間有効な旅行者用医療保険(歯科の治療にも適用され、女性の場合は妊娠時にも適用される保険に加入していることを証明するものを提示してください)および旅行賠償責任保険

外人局での申請時には、さらに別途、保険会社の署名が入った書類の提出を求められることがあります。ステップイン保険にご加入の皆様については、同書類の発行を保険会社にて行いますので、ステップインまでお問い合わせください。

スタンプとインク台

3.予約を取る。

申請日の予約が必要か否かは外人局によって異なります。現在はほとんどの街の外人局で、オンラインでの事前予約が不可欠です。小さな町ならば、窓口の対応時間帯に予約なしで直接書類を持っていけば対応してくれるところもあります。まずは自分が滞在する町の管轄の外人局サイトをチェックしてみましょう。大都市の場合、数か月先まで予約が取れないということもよくありますので、現地に到着したら早めに情報収集、予約申請を進めることをおすすめします。以下、主な都市の外人局サイトをご案内します。


4. ドイツ語の会話能力は必須。不安ならば誰かに頼る。

もちろん例外はあります。でも、外人局と言っても英語で話してくれる担当者に当たればラッキーぐらいに思っておいた方がショックが少ないです。相手がドイツ語があまり話せないと分かっても、何食わぬ顔でドイツ語で押し通す担当者は実に多いです。泣きたくなりますが現実です。 なので、ドイツ語での会話がスムーズに進まないと、その担当者が何を言っているのか全く分からないという最悪な状況に陥る可能性があり、それは是が非でも避けたいところです。 先日、ステップインスタッフが手続きを行った際には、当局のサイトにも「ドイツ語が話せない場合は、通訳できる人の同席を認めます」ときっちり書いてありました。コミュニケーションさえ上手くいけば、そこは相手も人間なので、温かい血を持ち合わせています。必死さをアピールすれば活路は見出せます。

というわけで、自分のドイツ語に自信がない方は、誰かドイツ語のサポートをしてくれる知人、欲を言えば、ドイツ語で最初から最後まで話をつけてくれる頼もしきドイツ人の友(自分は横に座っているだけでOKです)に申請に付き添ってもらうといいです。私のように「自分一人で!」と肩に力を入れる必要は全くありません。楽な道を選ぶべしです。


5.外人局の数だけパターンがあると思っておく。

ステップイン保険のお客様は、ドイツ全国津々浦々の外人局でビザの申請をなさいますが、そういったお客様からのお声を聞いてはっきり言えること。それは「外人局の案内はドイツ全国一律ではない」ということです。あの街の外人局では問題なかったけど、この街の外人局ではさらに違う書類が必要だった、なんてことはドイツではざらにあります。 お客様の中には、ビザ審査が楽だと言われている町にわざわざ引っ越してそこで申請をする人もいるほどです。もっと極端なことを言えば、同じ外人局でも担当者によって言うことが違ったり、最悪の場合、同じ担当者でも日が違ったらまた違う対応をされたり……なんてことが起こり得るのがドイツです。日本人的感覚からするとちょっと信じられませんが、その担当者が首を縦に振らないことにはビザがもらえません。まさに担当者が“法律”です。

デスクで作業をする男性

6.担当者にフレンドリーさを求めず、強気でいく。

外人局の担当者は基本的に笑いません微笑みません。むっつりとして不機嫌、もしくはそう見える人が多いです。なので、彼らにフレンドリーさを求めるのは最初からやめましょう。期待するとその分ショックが大きいだけです。しかし、別に私たちは叱られているわけではないので、あくまでそこは堂々と強気でいってください。苦労に苦労を重ねて準備してきた書類を、胸を張ってポンと提出しましょう。

大丈夫です。必ず上手くいきます!

ステップイン保険にお申込みをいただきました皆様、もし外人局で何か問題が生じましたら弊社までまずはご一報ください。できるかぎりのアドバイスとサポートをさせていただきます


*最後に

ここでご紹介している情報は、あくまでこのテキストを書いた現時点での情報です。ビザ申請方法や必要書類については変更される可能性もありますので、管轄当局のサイトにて常に最新情報をご確認いただきますようお願いいたします。

ステップインがご提供する保険は、ドイツ旅行保険大手HanseMerkur社と同社子会社のAdvigon社の保険です。現地滞在期間または保険契約期間が13カ月以上になるお客様につきましては、新規・延長契約ともに疾病保険の保険者がAdvigon社となります。(ドイツが主な滞在国となる場合は、ご契約期間4か月以上の場合)保険プランや補償内容等は同じですので、どうぞご安心ください。

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