ドイツで子育てを経験

ドイツに研究員として渡航する方は多くいらっしゃいます。今回、滞在記をお寄せいただいたAさんは、研究員であるご主人とともにご夫婦でドイツにいらっしゃいました。慣れない外国での生活について、ビザ申請などのお役所手続き、現地で病院を受診した際のことなど、貴重なエピソードをたくさんご紹介いただきました。

西部の街アーヘンへ

アーヘンの玄関口 DBのアーヘン中央駅

ドイツで滞在なさっていた街はどこですか、また現地滞在期間はどれぐらいでしたか。

「世界遺産アーヘン大聖堂のあるアーヘンに約2年間滞在しました。」

ご主人は客員研究員としてどのような活動を現地でなさったのでしょうか。

「パワーエレクトロニクスと呼ばれる分野の研究を、アーヘン工科大学にて共同研究という形で行っていました。」

ドイツへの渡航が決まってから日本を出発するまで、準備はスムーズに進みましたか。大変だったことはありましたか。

「ドイツ赴任が決まった当時、主人は先にドイツに渡り、私は3ヶ月後にドイツへ渡ることになっていました。私は正社員として編集社で働いていたので退職日まで仕事に追われつつ、同時にドイツへ行く準備を行っていたのでバタバタでした。」

現地での保険を探すにあたり、数ある保険会社の中からステップイン保険をお選びいただいた理由は何でしょうか。

「ドイツ滞在時の保険会社は主人が決めました。日本語対応だったことと、ビザ発給の書類を作成してくれることが決め手になりました。」

ドイツに到着して、まず抱いたドイツ、ドイツ人の印象は?

「主人の身長が185cmなのですが、主人より背の高い人ばかり!と思いました。」

ビザ申請、病院を受診した時のこと

アーヘン市内

ドイツ滞在をするにあたって、最初の“登竜門”ともいえるのが、現地外人局でのビザ申請です。ドイツ語の壁が立ちはだかり、フレンドリーとは言い難いドイツ人担当者に出迎えられます。Aさんご夫婦もドイツ渡航後に外人局でビザの申請をしました。手続きはスムーズに進んだのでしょうか。トラブルはなかったでしょうか?

「前以って必要な書類を確認していたのと、英語対応可能だったので苦労することはなかったのですが、家族証明としてアポスティーユが必要といった情報が分かりにくかったのは面倒と感じました。また外国人局のオープン時間が当時は早朝のみであったため、早朝に起き、行列に並ぶのは大変でした。一日に出来る人数も決められていたため、早朝に行き整理券をとることも大変でした。」

これから外人局でビザ申請をする方に、何かアドバイスはありますか。

「家族同伴するのであれば、戸籍などのドイツ語訳やアポスティーユを日本で手続きする方が良いと思います。ドイツでも出来ますが、日本より時間も手間もかかります。」

Aさんご夫婦は今回の滞在中、ステップイン保険にご加入いただいておりました。Aさんはドイツ滞在中に妊娠したため、現地では病院を受診する機会が比較的多かったようです。ドイツの病院事情保険金の請求をした時のことなど、お話いただけますか。

「産婦人科、内科、形成外科、小児科を受診しました。日本に比べ医療費が高額なため、毎回先払いし、領収証がいくつか溜まった段階で請求手続きをさせて頂きました。請求手続きは日本語で対応して頂けるので非常にスムーズでした。医療の面では日本と異なるところが非常に多いと感じます。

ドイツでは医療機関にもよりますが、子供の予防接種はまず小児科に行き予防接種の処方箋をドクターに書いてもらい、その処方箋を持って薬局に行きワクチンを予約します。
予防接種前日に薬局にワクチンを取りに行き冷蔵庫保管し、当日ワクチンをドクターに渡します。私はこの処方箋の内容が読めず、ワクチンの数量が分からず、薬局から渡されるがまま小児科に持っていくと、ワクチンの数が足りない、病院から薬局宛に手紙を書いてもらい、足りないワクチン分の料金を返金するように言ってもらいましたが、薬局側は「確かに注文通り渡したはずだ、在庫も合う」と。
私が捨てたのではないかとまで言われる始末。薬局を出た時のままの状態で病院へ持っていたので私は何もしておらず、、、、。結果、病院からも何度も薬局に掛け合ってもらいましたが、足りないワクチン分のお金は返金されることはありませんでした。今でも薬局側が嘘をついているに違いないと思っています。

また私は、日本で出産を行い、産後2カ月でドイツに戻りました。当初日本に一時帰国した時は8週間後に出産を予定していましたが、2週間早く生まれたので一時帰国後6週間目での出産となりました。ステップインの保険は一時帰国6週間まで使用することが出来ます。6週目での出産だったので日本での出産でもステップインの保険で出産費用と出産までの検診費用を支払うことが出来ました。日本の産婦人科でもらう領収書をステップインに送付すると、訳して頂き、請求手続きが出来ました。非常にスムーズでした。」

ドイツでの生活について

アーヘンはクリスマスマーケットも素敵です

Aさんは研究員のご主人と一緒にドイツにいらっしゃったわけですが、現地滞在中はどのような生活を送っていらっしゃったのでしょうか。

「ドイツに行ってすぐの頃はドイツ語のプライベートレッスンに週1日1時間通っていましたが、短期間でドイツ語を習得したかったので現地の語学学校に通いました。語学学校は週5日5時間の授業でクラスは東欧の生徒が多く、アジア人は私ひとりだけの環境で学びました。毎日長時間の授業と大量の宿題ですぐに一日が過ぎてしまうような日々を送っていました。授業が無い日などは現地で出来た日本人のお友達と遊んだり、ひとりで街を散策したりしていました。また我が家はオランダまでバスで10分だったので、オランダにもよく買い物に行っていました。ドイツでは日曜日はお店がお休みなので、日曜日はオランダのスーパーに行くのが定番でした。また我が家からブリュッセルも電車で1時間で行くことが出来たのでよく遊びに行っていました。」

ドイツでは銀行口座を開設しましたか?開設手続きは簡単でしたか?

「Aachen Sparkasseで口座開設をしました。必要な書類は住民票だけであったと記憶しています。」

ドイツでの生活全般について。楽しかったこと、大変だったこと、カルチャーショックを受けたことなど、心に残った思い出をお聞かせください。

「私の住んでいた街は日本人が少なく、日本の物もなかなか手に入りません。料理を作る際、ドイツに渡った当初は2時間もかかっていました。日本のように便利な食材がなく、お肉も薄切りがないのでかたまりのお肉を解体することから始めたこともあります。豆腐も作りました。また小麦粉が非常に安価で手に入ったので、パン、うどん、ケーキ、餃子などをよく作っていました。薄切りのお肉や刺身が食べたいときは、肉屋と魚屋に予約して買ったりしていました。」

ドイツ料理は美味しかったですか。

「カリーブルストとハクセをよく食べていました。」

慣れない外国で妊婦生活を送り、出産後は赤ちゃんとの生活が始まったわけですが、当時の思い出やエピソードをお聞かせください。

「私は初めての妊娠をドイツで経験しました。つわりが酷く、スーパーの臭いや外国人独特の臭いがすごく厳しかったことを覚えています。日本のようにあっさりとしたゼリーのような物もなく、毎日りんごとネクターばかり食べていました。

産婦人科は、我が家から電車で1時間半かかるデュッセルドルフにある日本人ドクターの居る病院に通っていました。日本の産婦人科のように4Dエコーを毎回行ってもらうことは出来ませんが、一人ひとりの受診時間は40分くらいと長く、丁寧に診てもらえました。何か異常があるときは先生の自宅に電話しても良いと言われていたので何度か電話させてもらったこともあります。

先生主催の妊婦講習にも参加しました。同じ月齢の妊婦さんが集う場で、連絡先を交換したり出来、講習のあとは皆でお茶をしたりしていました。子供が生まれた時は順々に出産レポートを送りあったりもしました。子供が生まれてからは時々講習でお友達になったメンバーとお茶をしたり、BBQをしたりしたので、異国での子育ても講習で出会ったメンバーと情報交換できたことで困ったことはありませんでした。日本に帰国してからも当時のメンバーと交流があり、メールをしたり遊んだりしてお互いの子供の成長を報告しあっています。友達の中ではドイツで出産した人も多く、日本と異なる入院期間の短さや、自宅に来てもらう助産師さんの話などが日本と異なり非常に興味深かったです。自然派の助産師さんは赤ちゃんの沐浴はお湯に牛乳とオリーブオイルを入れて沐浴しなさい、沐浴は週に1度程度でよいと言われていました。しかし、私たちの産婦人科の先生は、助産師さんは毎日沐浴しなくて良いと言うけれど、皮脂分泌が欧米人とに日本人は違うので日本人は毎日沐浴させなさいと言われていました。また先生からは、日本人は後ろから見ても前から見ても大きなお腹をしていても妊婦には見られないから、自分で「私は妊婦!」とアピールしなければ気づかれない。とよく言われていました。実際に私も妊婦と見られず、老人に席を譲れと怒られたこともありました。」

小さな子どもがいる場合、外国生活にあたって特に前もって準備しておいた方がいいことなどはあるでしょうか。

「私の周りでは、赤ちゃん用の膨らますタイプのベビーバスを持っていると非常に便利でした。自宅のお風呂ではバスタブが付いていても、旅行などでホテルに宿泊した際はバスタブがあるとは限らないので持って行くと非常に便利だと思います。小さい子供の身の回りの物に関しては、現地にも同じ物があるので大丈夫だと思います。日本にしかない予防接種もあるので、予防接種履歴が載っている母子手帳があると証明になるので持っていく事をお勧めします。 また、よく知らないドイツ人に怒られたのですが、ドイツでは暑い日でも子供に靴下と帽子は必須でした。靴下はどんなに暑い日でも履いていないと怒られます。日本だと赤ちゃんは冬でも裸足の子を良く見かけますが、その感覚でドイツに行くと怒られるので注意してください。」

日本からドイツに持ってきて役だった物、持ってきたらよかったと思った物、逆に持ってくる必要はなかった物などはありますか。

日本から持っていったもので一番良かったものは炊飯器です。やはり現地で購入するのではなく日本産の炊飯器で炊いたお米はおいしさが全然違いました。腐らない乾物(昆布、わかめ、干ししいたけなど)も非常に重宝しました。あと、ドイツ製のものも使いましたが、メイク落しは日本製の物を持っていくのが良いと思います。ドイツではふき取りタイプの物が多く、オイルタイプの物も日本製と比べると非常に落ちにくいです。もし次回海外赴任があるとしたら、ガスコンロを持って行き、鍋をしようと思っています。」

Aさん、ドイツでは充実した毎日を過ごされたようで、ステップイン・スタッフ一同、とても嬉しく思います。この度はステップイン旅行保険をご利用いただき、誠にありがとうございました。またいつか、ご家族でドイツにいらっしゃる機会がありましたら、ぜひまたステップイン旅行保険をご利用いただけたらと願っております。炊飯器とガスコンロも忘れずにお持ちくださいね!

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